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ガイド
モリンガの研究:研究でわかっていること(と、わかっていないこと)
モリンガについて、研究では何がわかっているのでしょうか? モリンガ・オレイフェラの葉は、栄養豊富な食品として十分に裏付けられています。実験室での分析では、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、植物性ポリフェノールが一貫して確認されています。一方、モリンガが体内でどのように働くかについての研究は、まだはるかに初期の段階です。その多くは実験室研究や動物研究によるもので、これまでに行われた数少ないヒト研究は小規模かつ短期間のものです。
このページでは、これまでに何が研究されてきたのか、それぞれの根拠がどの程度確かなのか、そして1杯のティーが研究で使われた量と同じではない理由を順に説明します。本文で触れる研究はすべて、末尾の「参考文献」にリンクを掲載しています。
要点
- 栄養素:十分に裏付けられています。 乾燥したモリンガの葉には、9種類の必須アミノ酸すべてを含むたんぱく質に加え、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ビタミンA・C・Eが含まれています。
- 抗酸化成分:葉の中で測定されています。 主なポリフェノールにはケルセチンとケンフェロールがあります。ある小規模なヒト研究では、血中の抗酸化マーカーが追跡されました。
- 人への効果:結論は出ていません。 小規模で短期間のヒト研究がいくつかあるものの、そこから結論を導くことはまだできません。
- 知見の大半は動物実験や実験室での試験によるもので、食品として摂る量の葉ではなく、濃縮エキスを用いたものが多くあります。
- ティー、パウダー、エキスは別物です。 ティーバッグ1つに含まれる葉は約1.5グラムです。後述のヒト研究では、1日7グラムの葉のパウダーが使われました。
- 妊娠中・授乳中の方、または服薬中の方は、まず医師にご相談ください。
モリンガとは?
モリンガ・オレイフェラは、インド亜大陸原産の成長の早い樹木です。その葉は、南アジアをはじめとする熱帯地域で伝統的に野菜として食べられてきました。研究者は種子、さや、根、樹皮も研究しているため、その研究が植物のどの部分を用いたのかが重要になります。
Miracle Tree が使うのは葉だけです。スリランカでオーガニック栽培され、天日で乾燥させています。当社のモリンガティーとパウダーには、濃縮エキスではなく乾燥させた葉を使用しています。
栄養成分:最も裏付けのある分野
これは、モリンガ研究の中でも大きな異論のない部分です。葉のサンプルはこれまで何度も分析されており、たんぱく質、ミネラル、ベータカロテンが確実に含まれています。チャド、サハラウィ難民キャンプ、ハイチで栽培された葉を調べた2015年の分析では、3つのサンプルすべてがこれらの栄養素を豊富に含む一方で、サンプル間にははっきりとした違いも見つかりました。土壌、気候、乾燥方法によって数値は変わります。
以下は、当社のパウダー1食分に含まれる量で、栄養成分表示ラベルから引用したものです:
| 1食分:小さじ2杯(4 g)あたり | 含有量 |
|---|---|
| カロリー | 7 |
| たんぱく質 | 1 g |
| 食物繊維 | 1 g |
| 鉄 | 1日摂取基準量の10% |
| カルシウム | 1日摂取基準量の10% |
| ビタミンA | 1日摂取基準量の6% |
| ビタミンC | 1日摂取基準量の6% |
| チアミン(ビタミンB1) | 1日摂取基準量の6% |
葉にはこのほか、ビタミンB2、B3、B6、B7、D、E、K、カリウム、マグネシウム、そしてルテイン、ゼアキサンチン、クロロフィルなどの植物色素も含まれています。
これは食事への有用な上乗せであって、マルチビタミンの代わりではありません。これらの栄養素の働きは、モリンガ特有の研究ではなく、確立された栄養学によるものです。鉄は、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの構成成分です。* カルシウムとビタミンKは、骨の正常な維持に使われます。* 体は必須アミノ酸を使って組織をつくり、修復します。* 詳しくは、モリンガに含まれるアミノ酸の数とモリンガの栄養の内訳をご覧ください。
抗酸化物質とポリフェノール
モリンガの葉には、研究者が抗酸化物質として分類する植物成分が何種類も含まれています。2015年の葉の分析では、主なポリフェノールはケルセチン類とケンフェロール類でした。Phytotherapy Researchに掲載された2015年のレビューでは、フェノール酸、フラボノイド、グルコシノレートも挙げられており、レビューの対象となった植物の部位の中で、葉のエキスが最も高い抗酸化活性を示したと述べられています。
葉に含まれるビタミンCとビタミンEは、酸化ストレスから細胞を守るのに役立つ抗酸化栄養素です。*
試験管内での結果から、人の体で何が起こるかはわかりません。そのため、ヒトでのデータが重要な問いになります。最もわかりやすい例は、インドで行われた2014年の研究です。この研究では、閉経後の女性90人を3か月間追跡しました。30人のグループは毎日の食事に7グラムのモリンガの葉のパウダーを加え、別の30人のグループは食事を変えませんでした。モリンガのグループでは、ビタミンA、ビタミンC、2種類の抗酸化酵素の血中濃度が上がり、酸化ストレスのマーカーが下がりました。
ただし、この研究には重要な限界があります。プラセボも盲検化もありませんでした。各グループの人数は30人だけでした。また、1日7グラムはパウダーのほぼ2食分にあたります。測定したのは血中マーカーであり、健康上の結果ではありません。
まだ結論が出ていないこと
栄養素や抗酸化成分以外では、少数の短期間のヒト研究が代謝の健康に関するマーカーを調べています。その結果はまちまちで、まだ初期段階です。いずれも小規模な研究で、用いた量、形態、研究デザインもそれぞれ異なっていました。
そこから結論を導くことはまだできません。このページは、モリンガがいかなる健康状態に影響を与えるとも主張するものではありません。
ヒト研究・動物研究・実験室研究の違い
ネット上で繰り返し語られるモリンガの話の多くは、実験室研究や動物研究にさかのぼります。こうした研究は仮説を立てるうえでは有用ですが、ヒト研究とは別の問いに答えるものです:
- 実験室研究は、皿の中の細胞や酵素でエキスを試験します。管理された条件下で成分に何ができるかを示すものであり、食べた後に体内で何が起こるかを示すものではありません。
- 動物研究では通常、ラットやマウスに体重1キログラムあたりのミリグラム単位で量を決めた濃縮エキスを与えます。人に換算すると、その量は食品から摂れる量をはるかに上回ることがよくあります。
- ヒト研究は、モリンガの葉については数が少なく、小規模で、期間も短いものです。
International Journal of Molecular Sciencesに掲載された2015年の総説は、率直にこう述べています。細胞研究や動物研究の多くは互いに一致しているものの、モリンガの葉を薬として推奨するにはヒト研究がまだ少なすぎる、と。これは現在でも妥当なまとめです。
根拠の概要
| テーマ | ヒト研究 | 動物研究 | 実験室研究 | 現状 |
|---|---|---|---|---|
| 栄養成分 | 不要 | 不要 | 多数の分析 | 十分に裏付けあり。栽培地域によって異なる |
| 抗酸化マーカー | 3か月間の研究が1件、プラセボなし | あり | 多数 | 成分は確認済み。人への効果は初期段階 |
| 甲状腺ホルモン | 見つからず | ラット研究が1件 | - | 人では不明。注意が必要な理由の一つ |
| 薬との相互作用 | 見つからず | - | 酵素研究が1件 | 人では不明。注意が必要な理由の一つ |
ティー・パウダー・エキスの違い:量が重要な理由
「ある研究でモリンガがXをもたらした」と読んだとき、まず問うべきなのは、どのモリンガを、どれだけの量使ったのか、ということです。
| 形態 | 一般的な量 | 摂れるもの |
|---|---|---|
| 淹れたティー | 1バッグあたり葉が約1.4〜1.5 g | お湯に溶け出した分だけ。葉はバッグの中に残ります |
| 葉のパウダー | 1食分4 g(小さじ2杯) | 食物繊維やたんぱく質を含む葉全体 |
| このページで紹介したヒト研究 | 食事に1日7 g | 葉のパウダー、食品としてほぼ2食分 |
| 動物研究のエキス | 体重1 kgあたりで計量 | 濃縮された成分。食品の量をはるかに上回ることが多い |
つまり、1日7グラムのパウダーや、ラットに与えた濃縮エキスから得られた結果は、1杯のティーについてはほとんど何も教えてくれません。当社はモリンガを食品として販売しています。まろやかで草のような風味の1杯にはオリジナル モリンガティーを、スムージー、ヨーグルト、スープに混ぜるならオーガニック モリンガパウダーをどうぞ。
カフェインについては、モリンガの葉はもともとカフェインを含まず、当社のハーブティーの大半も同様です。例外もあります。グリーンティーブレンドはデカフェ(カフェインはごく微量のみ)、アールグレイは低カフェインで、エナジーティーのラインはカフェインを添加しています。モリンガティーにカフェインは含まれていますか?をご覧ください。
安全性:研究が報告していること、医師に相談すべきとき
Phytotherapy Researchに掲載された2015年のレビューでは、対象としたヒト研究において副作用の報告は見つかりませんでした。ただし、それらの研究は短期間のものでした。短期的な情報としては役立ちますが、長期的な安全性のデータではありません。
動物研究や実験室研究からは、いくつかの注意点が示されています:
- 非常に多い量。 2012年のラット研究では、葉の水抽出エキスによる肝臓や腎臓への毒性は見られませんでしたが、体重1キログラムあたり3,000 mgで、骨髄細胞に遺伝子損傷の兆候が見られました。これは食品として摂る量をはるかに超えています。著者らは、ラットの上限として体重1キログラムあたり1,000 mgを提案しました。
- 甲状腺ホルモン。 2000年の研究では、ラットに葉のエキスを10日間与えました。メスのラットでは、甲状腺ホルモンT3の値が下がり、T4の値が上がりました。これは人では検証されていません。
- 薬の代謝。 2008年の実験室研究では、モリンガの葉のエキスが、多くの一般的な薬を分解する肝臓の酵素CYP3A4の働きを遅くすることがわかりました。ティーを飲んだりパウダーを食べたりする人でこれが起こるかどうかはわかっていません。
次に当てはまる方は、まず医師にご相談ください:
- 妊娠中、妊娠を希望している、または授乳中の方
- 血液をサラサラにする薬を服用している方
- 血糖値、血圧、甲状腺機能の薬を服用している方
- その他の処方薬を服用している方、または持病のある方
こうした状況でモリンガがどのように影響するかを判断できるだけの知見はないため、正しい答えはあなたの健康状態を知る人から得るのが一番です。その理由は、記事妊娠中の女性はモリンガを摂ってもよい?で説明しています。
よくある質問
モリンガについて、研究では何がわかっていますか?
研究により、モリンガの葉はたんぱく質、カルシウム、鉄、ビタミンA・Cなどの栄養素が豊富で、ケルセチンなどのポリフェノールを含むことが確認されています。体内での働きに関する研究は、そのほとんどが実験室研究や動物研究です。数少ないヒト研究は小規模で短期間のものであり、そこから確かな結論を導くことはできません。
モリンガの健康効果に科学的根拠はありますか?
栄養成分については十分な根拠があります。人への効果については、根拠はまだ初期段階です。小規模で短期間のヒト研究がわずかにあるだけで、各レビューはさらなるヒト研究を求めています。
モリンガティーは、モリンガパウダーやカプセルと同じくらい効果がありますか?
両者を直接比べることはできません。ティーバッグ1つに含まれる葉は約1.5グラムで、飲むのはお湯に抽出された分だけです。このページで紹介したヒト研究では、1日7グラムの葉全体のパウダーが使われました。当社が引用している研究で、淹れたモリンガティーを試験したものはありません。
研究では、人はどれくらいの量のモリンガを摂りましたか?
このページで紹介したヒト研究では、3か月間、1日7グラムの葉のパウダーを食事に取り入れました。これは1食4グラムのパウダーのほぼ2食分にあたり、ティーバッグ1つに含まれる葉の数倍の量です。
モリンガを毎日摂っても大丈夫ですか?
モリンガの葉は伝統的に野菜として食べられてきました。また2015年のレビューでは、対象とした短期間のヒト研究において副作用の報告は見つかりませんでした。長期的な研究はありません。妊娠中・授乳中の方、服薬中の方、持病のある方は、毎日の習慣にする前に医師にご相談ください。
モリンガは薬と相互作用しますか?
人では十分に研究されていません。ある実験室研究では、葉のエキスが多くの薬を代謝する肝臓の酵素の働きを遅くすることがわかり、あるラット研究では甲状腺ホルモンの変化が見られました。処方薬を服用している方は、まず医師または薬剤師にご相談ください。
モリンガにカフェインは含まれていますか?
モリンガの葉はもともとカフェインを含みません。ただし、カフェインを含むブレンドもあります。グリーンティーブレンドはデカフェでカフェインはごく微量のみ、アールグレイは低カフェインで、エナジーティーにはカフェインが添加されています。
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参考文献
各研究は、著者、学術誌、発行年の順に掲載し、研究の種類を注記しています。リンク先はPubMedの記録、またはDOI経由の出版社ページです。
- Leone A, Spada A, Battezzati A, et al. International Journal of Molecular Sciences. 2015;16(6):12791-12835. モリンガの葉の栽培、成分、研究に関する総説。 PubMed | DOI
- Leone A, Fiorillo G, Criscuoli F, et al. International Journal of Molecular Sciences. 2015;16(8):18923-18937. チャド、サハラウィ難民キャンプ、ハイチ産の葉の栄養素およびポリフェノール分析。 PubMed | DOI
- Stohs SJ, Hartman MJ. Phytotherapy Research. 2015;29(6):796-804. 安全性と有効性に関する研究の総説。著者らはサプリメント企業のAdvoCare Internationalに所属していました。PMID 25808883; doi:10.1002/ptr.5325.
- Kushwaha S, Chawla P, Kochhar A. Journal of Food Science and Technology. 2014;51(11):3464-3469. ヒト研究、閉経後の女性90人、3か月間。PMID 26396347; doi:10.1007/s13197-012-0859-9.
- Asare GA, Gyan B, Bugyei K, et al. Journal of Ethnopharmacology. 2012;139(1):265-272. 高用量の葉のエキスに関するラットおよび細胞研究。 PubMed | DOI
- Tahiliani P, Kar A. Pharmacological Research. 2000;41(3):319-323. 葉のエキスと甲状腺ホルモンに関するラット研究。 PubMed | DOI
- Monera TG, Wolfe AR, Maponga CC, et al. Journal of Infection in Developing Countries. 2008;2(5):379-383. 葉のエキスとCYP3A4酵素に関する実験室研究。 PubMed | DOI
研究は情報提供のみを目的として引用しています。各研究は特定の条件下で得られた結果を示すものであり、Miracle Tree のいかなる製品の効果を示すものでもありません。
*これらの記述は米国食品医薬品局(FDA)による評価を受けたものではありません。これらの製品は、いかなる疾病の診断、治療、治癒、予防を目的としたものでもありません。






































